科学と思想のバランス

全体主義とモデル主義と禁欲主義

経済学とはなにか?


経済学をイデオロギーなどの思想の学習に比べると
些か物質的で、人間性が感じられず、数式を説くだけ、理論を頭に詰めるだけ
という行為は苦痛で禁欲的である。

そもそも経済学というジャンルができる前は世界はイデオロギーのみでなりたっていた。人間味のあり読みやすく、人々の生活のモチベーションに
すぐに直結する学問であったはずだ。

経済学というモデル主義。科学が社会に適応されてから
古い啓蒙主義に取り残された人間は除外された。

前の記事にも挙げたプロテスタンティズムはそもそも禁欲的で
キリスト教であるため一種のイデオロギーと属されるが、
現代のマクドナルド社のミッションステイトメントのように
シンプルな目標が一つだけあり、会社の中で啓蒙活動が
行われるようなことはなく、禁欲的に働くことを従業員の成功としている。

禁欲的、機械的に成果を出すことを求められがちな科学と
個々の労働に対する価値観のベースとなるイデオロギーが対で
あり両立することが不可能だという主張も過去に挙がったが
現代社会の総意は科学の発展に対しての労働に対する考え方の強化は
無用ではない、しかし古く無意味な考え方もあるということで落ち着いている。

古く無用な考え。つまり歴史を学びそこからの循環、反復の関係を予想するという
全体主義は、現代の短期に的を絞った経済学とは対をなしている。

歴史とは言わず、この5年で起こった政治、経済の変動をさまざまな点から判断し
FXなどの投資で一定の解を出すとき、本当にその5年間で起こった本質を
理解しているかという点が、もっとシンプルに係数を駆使し経済数学をつかって
出した解の反論である。

大統領が言ったこと、その人間の考えと反対派、国民の反応…など
短期的に結論をだし、行動に移せるのであればいいが、
それを五年まとめて規則性を見出すということは人知を超える行為だという
学者の意見が今のところ有力である。


禁欲的、合理的、さらに現代に合った正しい考え方を学んで生きるのが
今の社会で求められていることである。


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