今後の低い経常収支と円安の裏付け。
日本の経常収支の推移のグラフです。
グラフ
2010年以来の経常収支も暴落は信じられないものです。
これが民主党がなしたことかはわかりませんが、
ちょうど「円高」になっていた期間とかぶります。
グラフ2
上のグラフより細かい内訳が書いてあります。
「巨額の貿易赤字は円安による輸入物価の上昇で起きた。」
ということもキーワードになりそうです。
貿易収支でカバーする時代の終わり
上のリンクは非常にわかり易いです。
以前までは貿易黒字でカバーしてきましたが、実際に
資産があるうちに他国へ債権として資産を貸し出していたようなので、
利子などの利益が「所得収支」となり、最悪の事態を
現在はカバーしているようです。
さらに円安によって対外資産系は大きく一方的なメリットを受けているようです。
「日本が利子を得る場合→儲かる。アメリカが利子を得る場合→損をする」
という方程式をつくりだしているようです。
ここまでのまとめ。
つまり円高になると経常収支が一気に赤字になる可能性がある。
同じく経常収支が黒字のうちは円高になろうという引力が働く。
↓
今回はこの詳細が「所得収支」によって明らかになりました。
黒字のうちは債権を発行できる。
だけど赤字になれば残りの所得収支でやっていくしかない。
そうなると経常収支が赤字であろうが黒字であろうが
「円安が進む」という予測が適正であると思った。
ただし、円安は今後続くが、長期的とは思えない。
ReplyDelete所得収支での+は債権あってものだし、黒字時代があってのもの。
経常赤字が続き、円安が続くというのは短期的。
どのみち利子に頼るのは時間の問題なので貿易など基本的なところを
伸ばしていくしかない。