「通貨を知れば世界が読める」のまとめ


「通貨を知れば世界が読める」


浜矩子さんの本を読んでの感想。

個人日記になり申し訳ないですが、
みなさんの読書もこんな感じでまとめてみませんか?

★内容について

通貨の動きは過去を探ればほぼ確実に理由を証明できること。

震災時の日本円の強さ。日本は世界の債権大国と信頼。
→何かあればアメリカドルに逃げるという風潮はもはやない。
→基軸通貨の否定。

第一次世界大戦時のイングランド銀行の役割とシティの存在。
→戦争中にドイツにちゃんとお金を返すか、国の勝利を優先するかのジレンマ。
→シティはウォール街並の金融街。

イギリスがポンドで植民地からお金を集めていたこと。

イギリスの金本位制に対するケインズの主張。(流動性ジレンマ)

ベルリンの壁が壊された時のサッチャー政権の焦り。

プラザ合意での円高で、日本がとった金融緩和処置は、
低金利で投資が活発化し、内需を拡大させることが
目的だったが、結果としてバブル崩壊を招いたこと。

アジア通貨危機は日本がもたらしたようなもの。
→アジア諸国の高金利を利用し、そこへ投資。日本から低金利でお金を借りて流し込む戦略。
→結果としてアジア諸国全体を低金利にして、ヘッジファンドと一緒に撤退。

EU圏での恐慌時のアイルランドの裏切り。(チューリッヒの小鬼に同じ)

ギリシャの民主が共和に負けたことで、負債が明らかになったこと。

グラススティーガル法の改正。二足の草鞋OK。(イングランド銀行のときはダメ)

低金利の国が東南アジアに増えたことによって証券化が発達してしまい、
今日のリーマンショック、恐慌を招いたこと。

★読むスピードと感じ方について

リーマンショックなど、すでに知っているパートはつまらなかった。
この小冊子に近代経済のすべてを詰め込もうとしているのはある意味すごいと思ったが、
歴史を全体的に見るとかなり激しい為替の流れに対して不安定感と昂揚感を覚えた。
同じ歴史でも筆者の視点が面白く、繰り返し他の本も読もうと思った。

★読んだ内容を英語で話せそうなこと。

震災時の日本の円高から表せる日本の国力。
第一次世界大戦時のイングランド銀行とポンドの強さと金本位制の発祥、ケインズの主張。
アジア通貨危機(Asian Financial Crisis)は日本が原因のようなもの。
ギリシャ危機の政党交代が理由ということ。

★覚えるべき英単語

金融緩和 Monetary easing 量的は +Quantity
プラザ合意 Plaza AccordまたはPlaza agreement
バブル崩壊 Collapse of bubble economy
金本位制 The gold standard
グレイターロンドン=シティオブロンドン



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